堂本印象美術館◆美術館

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堂本印象美術館   




堂本印象美術館は、京都の立命館大学 正門前にあります。
母校の目の前に、
文字通り正に印象的な美術館があったにもかかわらず、
学生時代、一度も行ったことがなかったです ^_^;



周囲には仁和寺や龍安寺、
金閣寺に至るきぬかけの路に
立地されている堂本印象美術館



堂本印象美術館は、その名の通り
近代日本画の大家 堂本印象(1891〜1975)の美術館です。



かなり前の日経新聞の春秋に
堂本印象画伯の「木華開耶媛」の記事が
掲載されていたので
今回の目当てはこちらの絵でした!



一応、今回は堂本印象美術館の公式HPを調べて行きました。
今回の企画展名は”アヴァンギャルドの全貌”でした。
きっと、「木華開耶媛」は常設展示をされているのでしょう・・・。




通用門や建物にも顔かツタか分かりませんが、
たくさんのレリーフが目に付きました。


エントランスまでの小さな庭にも
個性的なオブジェや椅子が印象的でした。

そして、エントランスに入るまでの
まるで象の足のような円柱の装飾や
ドアのノブの装飾に目を奪われました。


「堂本印象って日本画家なのに、日本画家の美術館っぽくない装飾だなぁ。
きっと、美術館は画家の没後、誰かにデザインしてもらったんだ」と
(また!?)勝手に思いながらチケット売場に行きました。



チケット売場でおじさんに、「”木華開耶媛”はどこに展示されていますか?」
とお尋ねしたところ、
「今はないです。今はアヴァンギャルドの全貌という企画展ですから。」
というお返事で、ガックリしました。


が、気を取り直して美術館のデザインは誰がしたのか尋ねると
これまたびっくり、堂本印象自身がされたのだということ!



あの日本画からは想像もつかなかったので驚きましたが、
その驚きが好奇心に変り、どんな絵が待ち構えているのかワクワクしてきました♪


まずは、一番最初に出迎えれてくれた
作品。

展示室に入るまでに設置されているソファに座って、周囲の作品を見ながら、
入口で頂いたパンフレットを
読むことにしました。



〜アヴァンギャルドの全貌〜
1919年、第一回帝展に初入選して以来、およそ半世紀にはわたる画業において様々に表現方法を変貌させた堂本印象。
花鳥画をはじめ、風景画、人物画、仏画など日本の伝統的なモティーフを描くかたわら、1950年代半ばからは、日本画としては斬新な抽象表現による絵画を次々に発表し世間を驚かせました。本展では、日本画家にして抽象画を描くという独自の挑戦が最も華やかに展開された1960年代に焦点を当てます。
1960年代、印象は本質的な芸術の創造を目指して斬新なスタイルを築きあげました。
それは、主に流動的な線の交錯と華麗な色彩によって構成された抽象表現で、印象自身によって「新造形」と名づけられました。このように印象が独自に確立した「新造形」は、それまでの日本画の概念や形式を断ち切り、非具象という革新的な表現をめざしたという意味で、アヴァンギャルドとみなすことができるでしょう。
当時の画壇に新風を注ぎ込み、パリやニューヨークなどの海外でも注目された印象の先駆的な試みは、今日なお新たな刺激を与えます。今も放つダイナミックで迫力のある印象芸術の真髄をお楽しみください。



淡く静かな仏画を見て、灼熱の太陽に照らされた体を心の中から静めようと思って入館しましたが、
パンフレットを読んで考えを改めました。
印象の日本画壇への挑戦を肌で感じ、更に暑くなろうと・・・。






順に絵を鑑賞していきます。
中でも気に入った作品はこちらです。


「交響」という題目でしたが、
お題通り、華麗な色彩と
太く描かれた墨が交わって響いています。


そして、何よりも中央からの光にエネルギーが感じられます。
これが、印象の挑戦、決意の表れでしょうか。
交響



そして、絵を鑑賞しているうちに気づくのが、館内の装飾です。

階数表示

階段の囲い


窓枠

配置されている椅子

館内の要所要所に堂本印象の遊び心を感じます。


今回の企画展には、館内の装飾品がピッタリはまりますが、
日本の伝統的なモティーフを画材にした日本画の場合はどうなのだろうと思い、
また、この美術館を訪れてみたくなりました。







日本画家・堂本印象の作品2100点を収蔵されている京都府立堂本印象美術館。
抽象画、彫刻、陶芸など、日本画の枠を越えた多彩な作品は一見の価値があります。
建物や装飾品も印象的名な作品です。



学生時代は、一度も訪れることがなく、
更にこの美術館を「堂本さんという方が選んだ印象派の美術館」と思っていた私・・・ (*^_^*)


10年以上の月日が過ぎた今訪れ、
日本画家という地位に甘んじることなく挑戦し続ける
堂本印象のエネルギーに触れることができて良かったと思いながら、
39℃の京都を後にしました。






京都府立堂本印象美術館
〒603-8355 京都市北区平野上柳町26-3






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