熊野古道なかへち美術館◆美術館

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熊野古道なかへち美術館   




熊野古道なかへち美術館は、和歌山県田辺市中辺路にあります。



2004年7月に、日本で12番目の世界遺産として登録された
”紀伊山地の霊場と参詣道”の一つ中辺路の、
ふと山が開けたところに
熊野古道なかへち美術館は市立美術館として生まれました。



JR紀伊田辺駅から、ぐねぐねと周る山道を

バスで1時間と少し揺られてようやく到着しました。


静かな山里に、小さなガラスの小箱がそっと置かれているようでした。



建物はガラスの箱が展示室を取り囲むという構成になっていました。

構造はとてもシンプルでしたが、ディティールは繊細そのものです。



天井まであるガラスは、同じ幅にカットされて隙間無く並び、

外側に半透明のシールが貼られていました。


これがその半透明のシール


この薄布のようなシールのおかげで、ガラスの中が外側からは少しかすんで見えます。

中のものが露骨に見えないので、奥ゆかしさが感じられます。


設計は、世界的な建築家 妹島和世氏+西沢立衛氏によるものです。







展示室は、1室のみです。


地元和歌山にゆかりのある画家の作品・資料を展示されています。



私が行ったときは、南画家 渡瀬凌雲 でした。

小学生の時代から、晩年 この世を去るまでの絵が順に展示されていました。


途中、クイズ形式に絵や渡瀬凌雲に関する質問がところどころに、
ボードがはりつけられていました。


左の南画は、美術館で頂いた渡瀬凌雲のポストカードです。



ところで、南画という言葉、私は初めて知ったのですが、調べたところによると
『簡単に言えば中国の唐、宋、元の時代に王維、董源、巨然らによって始められ
元の四大家によって基礎が作られた絵画様式の日本的な名称で南宗画の略称である』そうです。


ちなみに、美術的なジャンル分けでは、水墨画の一部分だそうですよ。




残念ながら、館内は撮影禁止なので画像はないのですが、黒猫の絵が一番好きでした。

飼い主の愛情が、絵を通して伝わってきたからですかね。





熊野古道なかへち美術館には、喫茶室はありません。


喫茶室の代わりなのかどうかは分かりかねますが、
レストスペースがありました。


この日は、真夏で日差しも強かったということもあり、
白いカーテンが引かれていました。




古くから神の国と信じられてきた熊野。


癒しと再生を願いながら、
人々は熊野三山への参詣道である熊野古道を歩き続けてきました。


そんな不思議な空間の中にある 熊野古道なかへち美術館、
熊野古道を歩かれた帰りや海水浴の帰りにぶらっと立ち寄られてみてはいかがでしょうか。


建物もとてもこじんまりだけど、入館料もこじんまりです。


近くには、渡瀬温泉や川湯温泉、湯の峰温泉、少し足をのばせば白浜温泉・・・

温泉もたくさんありますよ。



ただ、時間がない場合は地元バスで行かれる事は、
おすすめしません。

本数がとても少ないのです。


私は、バス停で1時間30分、ボッーとしてました (*^_^*)

時間がたっぷりありましたから・・・。





熊野古道なかへち美術館
和歌山県田辺市中辺路町近露892






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