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養老天命反転地 |
養老天命反転地はその名のとおり、岐阜県養老郡養老町にあります。
チケット売場では、『動きやすい靴でご入園ください』という貼紙がありました。
それと、ヘルメットも貸し出されていました。
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「?」と思いながら8月の炎天下の中、養老天命反転地の中を
ミュールを履いたまま突き進みました。 |
まず目に入ってきたのが、カラフルな色が一際目立つ建物、
『養老天命反転地オフィス』です。 |
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建物の内部は、外観と同様にカラフルでした。
建物内に入る時もそうでしたが、内部も非常に歩きづらいです。
波打つように傾斜した床、そして、その床には迷路があり、
天井にも同じ迷路が反転して刻まれていました。
さまざまな高さをもち、家具としても機能する壁など、
建築と身体との関係が分からなくなってきます。
日常の感覚とは明らかに違うので、戸惑ってしまいました。
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続いて、『昆虫山脈』と名づけられた険しい岩山をミュールで降りると、
変った形の屋根の建物、『極限で似るものの家』がありました。
パンフレットによると、屋根は、岐阜県の形をしているとのこと。
なるほど、見上げてみると、岐阜県の形でした。
迷路状の内部にはテ−ブルやソファ、
バスタブ、ベッドなどがいたる所に取り付けられ、
壁によって分断されています。
天井部分に目を向けると、そこには地上部分を
そのまま反転した世界が広がっています。 |
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続いて、美術雑誌で見て一番見たかった場所、
『楕円形のフィールド』です。
確かにすり鉢上になっています。
ここで、画像が御用意できないのが申し訳ないです・・・。
が、ここは空中撮影でないと無理なんですよね。
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警備員さんがどこからともなく現れてきて、説明して下さいました。
「周囲を、万里の頂上のように歩いていけるんですよ」と・・・。
早速、周囲を歩きました。
この時、ここにきて初めて、ミュールで来たことを後悔しました。
確かに、『動きやすい靴』が必要でした。
転げ落ちて行きそうで、正直、とても怖かったです。
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すり鉢状の中に降りると、
ひときわ鮮やかな黄色の入口が目を引いたので、中に入ってみました。
中は真っ暗で、手探りで進まなければなりませんでした。
真っ暗闇の中、恐る恐る一歩一歩足を進めながら、
うっすらと光が見えた時は、降り注ぐ光と目が見えることに感謝しました。
少し大げさなのですが、本当に真っ暗闇、怖かったです。 |
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養老天命反転地の、”天命”とは、”宿命”のことだそうです。
宿命を反転させるという養老天命反転地は、
現代美術家・建築家の荒川修作と詩人のマドリン・ギンズの
共同作品です。
両氏の言葉によると、
「バランスを崩したとき、人はつくられた常識が取り除かれて
五感だけとなり、新たな地平となる」
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平らなところがほとんど無い家、迷路のような内部、
天井にも反転された迷路、真っ暗闇・・・。
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バランスを失うことを恐れるよりも、むしろ楽しみ、そして感謝すること。
そんなことを考えながら、木陰の下で仰向けに寝そべっていました。
いつも見ている同じ青空なのに、いつもと違う・・・。
懐かしく、愛おしささえ感じてしまう空と木漏れ日を
時間の許す限り見ていました。 |
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養老天命反転地は、美術館でもテーマパークでもなく、
五感を呼び戻させる壮大なアート空間でした。
近くには、天命反転につながる若返り伝説の滝、
「養老の滝」がありますので、ぜひ、養老天命反転地と
合わせていかれてみてはいかがですか。 |
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私が行ったのは真夏でしたので、とても涼しくて気持ちが良かったです。
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養老の滝に行かれるのであれば、徒歩よりも、
リフトに乗って行かれることをオススメします。
リフトに揺られながら、濃尾平野を眺めるのも爽快ですよ。 |
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